共存を考えた時の最適な解

健常者・知的障害者どちらも近づかなくては共存できない。

僕の結論はこれだ。

 

よく地域の人との交流を図ることが大事だと社福(社会福祉士)の教科書に記載されているが、本当に現在の日本でそのやり方が最適解なのだろう。

 

健常者ですら地域交流がない中、その方法が共存を考えた時にでてくる答えではないと思う。

地域の方と関わるのはむしろリスク管理に近い。

私の家にはこんな子がいるのです、施設にはこんな子がいるのです。

だから、「迷惑をかけたらすいません。」

このようなニュアンスの方が地域の方との関わりの意味はないのではないだろうか。

 

よくこんな話を聞く。

以前は普通学級にいた子でいじめられていた。だけど、普通学級から特別支援学級になると友達が増えて明るくなったと。

 

僕たちも同じだと思う。

20歳で10歳の友達はほとんどいないし、

30代で10代の友達はほぼいない。

 

同じ小学校、中学校、高校、大学、会社の友達はいても、

違うグループに所属している人はそう多くない。

 

僕らは同じ価値観、考え、場所にいた人と知り合いになり、友達になりやすい。

 

だから、健常者、知的障害者のお互いが関わるためには努力が必要だ。

 

だが、努力がわざわざ必要なのだろうか。

 

仕事で関わることが社会と繋がることでもあり、唯一でも良い気もしている。

 

また、どこかで考えは変わるのだろうけど。

ハグマシーンから考える、年齢通りに接する知的障害者の難しさ

Hug  machine(ハグマシーン)は自閉症の方に効果があるといわれている機械。

そもそもは自閉症の方が自分で作ったものらしい~すごいなー。

自分自身(自閉症)の方が圧を感じると落ち着くと思って設計したそう。

(ちなみに日本には2台あるらしい。。。)

 

 

普通に考えてですよ。

おいおい、そんなもの使わないで親が代わりにハグしてやれよ。と思っても仕方ないと思うんです。

ハグは親からの愛情でもらうのが良いのかもしれないけど、年齢を考えると外から見るとおかしな事って多い。

 

 

 

このサイトのイメージ、というか画像も子供の雰囲気漂ってますよね。

 

https://www.squeasewear.com/ 

 

 

子供まではいんですよ。一般的にも子供をハグしているのはおかしなことじゃない。

 

その後に「子供」という言葉では括れなくなる年代からが大変。

20歳越しても安心を得る為に、親にハグされている人って感覚的におかしいと思う。

それこそ、健常者・障害者のとの共存を考えたら、ない方が良い行為。

 

だけど、現実にハグ(圧)を求めている自閉傾向の人は多い。

 

知識がなかった時は、「おいおい男同士で抱きつくのはおかしいよ」と拒否していた。

それを容認してしまうのは違うと思ったから。

 

その点でいうと、サイトに現在掲載されている、ダウンベストのような

ハグマシーンの重要性は大きい。

日本でもこの効果を知りたい。

知的障害者同士の恋愛

知的障害者も恋をします。
どんな人であろうと感情がある限り恋心はもちます。
 
ただ、知的障害者同士で付き合えるケースは稀だと思います。
理由として3つです。
 
1:お互いがしっかりと気持ちを伝える語彙力がある
気持ちを伝えるのは簡単ではありません。
言葉を理解できていなかったり、伝える言葉を覚えてない人も多数います。
実際に私が働いている施設で付き合っている2人も言葉の理解度は健常者よりはもちろん低いです。
ただ、気持ちを伝える言葉が上手にでる事で、付き合うことができているのでしょう。
 
2:出会いの数が少ない
健常者の方よりも絶対的母数が少ない為、必然的に少なくなります。
その中で付き合いたいと思える人と出会えたのは幸せですよね。
 
3:2人を見守る機関があること
市に設置されている機関等の定期的なカウンセリングが必須かと思われます。
これは親御さんではいけないと思います。
特に付き合いが続いていくと性行為を行うと思います。
性行為に関してのアドバイスとなれば、親に話したい子はいませんから。
実際にカウンセリング時に性行為を行っていることを知ることで、未然に本人が望んでいない妊娠を避けられているケースもあります。
 
現実問題、子供が生まれた時に育てるのが困難、お金の問題、自分で適切な判断ができるか等の問題がでてきます。これに関してはまた別の機会に詳しく書いてみます。
三者機関であることのメリットは他にもたくさんあるでしょう。
 
以上の3つが大きな理由です。
 
特に3つ目の理由は仕方がない事だと思うのですが、考えてしまいます。
私たちは誰と付き合おうが2人の問題です。
そこに第三者機関が入ってくる事により、2人のプライベートは無くなってしまうからです。
『障害者にプライベートはない』という映画の言葉が頭をよぎります。
 

障害者雇用で有名なチョークの会社。こうゆう企業に行けなかった障害者はどこに就労しているのか。

今日、アンブリーバボーで放送さていた、チョークの会社。

テレビの中では

「日本一幸せな従業員!?奇跡の会社☆問題山積みの社内」とタイトルがついてました。

 

知的障害者を雇用している会社として一番有名な企業ですよね。

日本理化学工業株式会社さんは業務のフォロー(支援方法)が具体的で、エピソードもあり、紹介されやすいですね。

 

皆様は周りに知的障がいの方がいませんでしたか?

多くの方は小学校で見たことがあると思います。

 

たいていの方は就労継続B型または、就労継続A型という名称の施設で就労をします。

 

B型は労働基準法が適用されてない施設です。

内職のような事を作業として行い、工賃と呼ばれるお給料をもらっています。

ちなみに、平成24年度の平均工賃は約14,000円です。

施設に向かうのも一苦労だったりするので、バス停方式や自宅まで送迎を行う施設も多いです。

月にもらうお金が14,000円なら、あなたはどう思いますか?

私ならもっと欲しいので、毎日利用者の工賃をどうしたら上げられるかを考えています。

 

A型は労働基準法が適用されている施設です。

最近は、運営が難しくて潰れている会社も多いと聞きます。

私は正直、B型の職員ですのでA型は見学で行ったことしかありませんので、知識が。。。

 

少しでも興味を持ってくれたらお住いの市の施設を探してみてください。

「◯◯市 知的障害者施設」で施設名がたくさん出てくると思います。

地域でお祭り等も行っていると思うので、できればお祭りに足を伸ばして、

施設の「自主製品」を買ってください。

 

その代金が施設で働いている知的障害者のお金となります。

大人になってからADHDと診断された人の話

地域活動で知り合って意気投合して、付き合った女性がADHDでした。

と言うよりも付き合ってから、ADHDと診断されてしまった方でした。

大人のADHDですね。

少なからずも知識があるはずの

B型(知的障害者の就労施設)の職員だから

わかるんじゃないの〜

 

とか思われそうですが、わかりませんでした。

というか、最初からそういう目で健常者の方をみようとしてなかったです。

 

ちなみに、一般的にはこんな状態の方がADHD

adhd.co.jp

 

そもそも、ADHD自閉症の違いが分からない人はこちらもどうぞ。

 

h-navi.jp

 

 

で、上記の情報はパソコンで調べればたくさん抽象的な事例は出てくるので、体験談として

その方が行っていた癖や・対策等を書いてみます。

 

1、うつ病を発症していた

 

仕事がうまくいかずに、うつ病になってました。

本人談しか聞いていないので正しいかは分からないですけど、人間関係がうまくいってなかったんです。

おそらくADHDが原因だったのかと思います。

チームプレーが求められる職場だったのでチームで動くときの指示忘れや・ヌケ、

又は、チームでの自分の立ち位置が理解しきれていなかった様に話を聞いてて思いました。

 実際に誰でも難しいことだけど〜

 

2、唐突に凄い会話をぶっこむ

 

『二人で話している時は元気な子だな〜』くらいにしか思わなかったんですけど、大人数で話したりすると、どこかしら話が噛み合わなくなる傾向はあったんですよね。

いきなり、「なんで結婚しないんですか〜?」と年配の独身男性にぶっこんだ質問して場を凍らせたりしていました。

 

3、とまらない。

 

もうね、とまらないんです。本当に多動でした。

ずっーと髪の毛の匂いを嗅いできたり、寝る時もずっーとホッペにキスされてたりしてました。

大人になったら、身体的な多動は減ると言われているらしいですが、それは我慢しているだけだと思うんですよね。

二人でいる時にしか見せない癖だった様に今は思います。

慣れてきた相手の前では、やっぱり動いていたいんだと思うんです。

その方が本人は楽だし、ストレスにならないですもんね〜

 

 

4、大事な事は手の甲にメモしていた

 

もう、尋常じゃないくらいメモを取っていました。仕事のこと・私生活のこと等、1日終わる時にスケジュール帳にメモるらしいです。

どうしても脳の記憶の領域が大きくなかったのかもしれないですね。

 

5、依存しやすい。

 

もう、これは個人差なのかもしれないません。

だけど、特性の一つだと思います。

精神的な不安定さからなのか、人への依存が強くなるのだと思います。

スマホをみられたり、予定をチェックされたりは会えば毎日くらいのペースでした。

 

以上!

パッと考えただけでも、5つ出てきたのでもっと思い出したらいろいろ出てきました。

 

色んなサイトにも記載されているようにADHD先天的な障害なため、

本人の努力とか環境とかそんなものは関係ないです。

だから、私もどうにかしてあげたい気持ちはあっても、こっちも疲れてしまいました。

 

「あれ?これって支援になってない?仕事と私生活どっちでも支援みたいになってて、俺が疲れてきてない?」と感じてお別れしました。

やっぱり、依存症だったのは付き合っていく上で合わせることができなかったです。

ちなみに最近、街で見かけたときに別の男性と手を繋いで歩いていたので安心しました!

 

意外と身近な友達や職場にも、ADHDでひとりで悩んでいる人もいそうな気がするんですよね。

だけど、どう接していいか分からないときは、そっとしておいてあげるのも優しさかな〜と最近は思います。

適度な距離を保ってフォローできる箇所をフォローしていくのが、平和かな〜と思っています。

 

 

 

おしまい。

 

 

 

 

福祉関係の仕事のイメージって、イメージじゃないと思う。現実だ。

「福祉関係の仕事をしています。」と話すと、

「えらいねー」、「大変だねー」

 

と言われる事が多い。

この、

「えらいねー」、「大変だねー」

 に込められている意味が全てだと思う。

 

『(お給料安いだろうに重労働そうで)えらいねー』、

『(お給料安いだろうに重労働そうで)「大変だねー」』

 

という意味が込められている気がしてならない。

 

もはやこれはイメージではない。現実だ。

 

2017年業界別 年収では100位で 437万円

 

tenshoku.mynavi.jp

 

 これってどうにかならないのかね。

 

ほとんどの福祉業界は施設では何人見ているかが、お給料に反映される。

だが、人が人を見れる数には限度がある。たくさんの人を施設に呼びこまないと

お給料は上がらない。

 

お金が全てではないとは思う。

されど、お金は自分の生活を支える基礎となる。

 

今の売り手市場の中では、福祉業界には人がより集まらなくなる。

 

そして、福祉的支援を必要としている人が困り果てる可能性がある。

そんな状況はあってはいけない。